【強さ】

こんにちは。浜本です。
街の様子の中に少しずつ春らしいものが感じられるようになったと思えば、突然雪が降ったりと気温の安定しない日々ですね。皆様ご体調にはご注意下さいね。

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ちょうど1月程前、画家の片岡珠子さんが亡くなったことを新聞で知りました。
享年103歳。100歳を越えてもなお絵筆を握り続けた方で、文化勲章を受章されています。

私が片岡珠子さんの存在を知ったのは、ほんの数年前、テレビの美術紹介番組で「100歳の現役画家」として紹介されていたのを見たときです。
彼女のライフワークである、歴史上の人物を独特のタッチで描いた「面構えシリーズ」そして「富士山シリーズ」などを紹介していました。大胆な筆致・構図・色彩で構成された個性の塊のような作品で、「好き・嫌い」を越えた部分で強烈に印象に残る作品でした。

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しかし、私が一番心を惹かれたのは作品よりも同テレビ番組内で見た彼女のスケッチ姿でした。

富士山を描く手元。ラフに鉛筆でアタリをつけただけのまだ白っぽい紙面に向かい、メインの富士山部分を捉える為に彼女が手にしたのは、なんと極太ペン!! 
(はっきりとは覚えていませんが、かなり太目の黒マジックだった気がします。)

日本画壇の既成概念に束縛されない個性とパワー。
100歳を迎えようとする小さなおばあちゃんの手元から生まれつつあるその絵は、とても自由で真っ直ぐで、迷いが無く、エネルギーに満ちていました。

若い頃は中々世に認められず「落選の神様」と呼ばれるなど、死のうと思うほど辛い思いも経験されていたようです。そうした困難にも屈せず個性とエネルギーの塊のような作品を残した彼女は本当に「一生懸命生きた」人なんだと思います。

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片岡珠子さんが見せてくれた既成概念に囚われない信念の強さ。
これは、本当に皆様に喜んで頂ける医療人材サービスの実現に向けて日々活動している我々にとってとても大切なことだと感じています。

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