【地蔵盆】

みなさん、こんにちは!総務の和田です。
8月も下旬となり、子供達の長い夏休みも残りわずかですね。
「もうすぐ夏休み!」と言っていたのが1ヶ月前だなんて…。
時の流れは早いものです(><)

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さて、先週末の京都ではあちこちで「地蔵盆」が行われていました。
地蔵盆とは京都独特の夏の行事で、8月23・24日に各町内で地蔵尊の前に屋台を組んで花や餅などを供える子供主体のお祭です。その町内の子供達の名前を書いた提灯を吊り下げて、お地蔵様の前で、子供達はおやつを貰ったり、福引きや金魚すくいをしたり♪
最近では子供が少なくなり、2日を1日だけに短縮したり、23・24日の前後の土・日に振り替えたりする事も多いようです。

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元々の言われは、仏教に由来します。その昔、大津の三井寺に、常照というお坊さんがおられ、お坊さんであるにも関わらず、地獄に堕ちてしまいました。常照は大変苦しみましたが、ある時、目の前にお地蔵様が現れ、「おまえは小さい時に、よく私を拝んでくれた。極楽にやることは出来ないが、もう一度人間界に戻してやろう。そして、世の為人の為に役立つ人間になりなさい。」と言われ、常照を生き返らせた。それからというもの、常照が生き返ったとされるこの頃に、お地蔵様を祀る地蔵盆が行われるようになったそうです。

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京都に移り住み早くも6年。毎年、時代が移り変わっても親から子供、そして孫へと受け継がれていく地蔵盆を目にすると夏の終わりを感じると共に、心温まる京都らしさを感じます。地蔵盆という行事を通して、お地蔵様の存在を身近に感じることも大切な事ですよね☆

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