皆様こんにちは。
東京本社の狩野です。
肌寒さが残ったまま6月に入りましたが、風邪などひかれていませんでしょうか?
私事ですが、先日「おくりびと」の舞台を観に行って参りました。
おととし映画が公開され、アカデミー賞外国語映画賞の受賞により一躍ブームとなった作品です。
舞台はその続編という設定でストーリーが展開されています。
主人公の「納棺師」という職業は、映画によって認知度が急速に高まりましたが、舞台ではこの仕事に対して人々が持つマイナスイメージが描かれています。
「人が生まれてくる瞬間に立ち会う医者は『先生』と呼ばれるのに、人の旅立ちに立ち会う納棺師はどうして誰もやりたがらないのだろう?」主人公が作中でつぶやく一言がとても印象に残りました。
私自身このような形で人の命に関わる仕事があることを、「おくりびと」の映画で初めて意識しました。
生命を助けるという関わり方ではありませんが、送り出すご本人だけでなく周りの家族の人生にも関わる仕事であるということ、それゆえのやりがいやプロ意識といったものを、この作品から教えてもらいました。
.